- 毎日、妻と食卓を囲める幸せ
- 何も考えずに湯舟につかれる幸せ
- 土曜休んだのに、日曜も休める幸せ
多くの人にとっては、当たり前の「日常」かもしれません。
実はこちら、わたしがブラックな前の職場を辞めてから、日々かみしめている幸せです。
以前は、うちに帰るのは毎日深夜。1人になれるシャワーの時間も、仕事のことばかり考えていました。
休日は、家庭より仕事を優先するのは当たり前。どこかに出掛けるときは、携帯電話とパソコンを肌身離さず持ち歩いていました。
当然、有給だって1日も取ったことはありません。
「うんうん、分かる分かる」とうなづいてしまっている、そこのあなた!
悪いことは言わないので、すぐにでも辞めた方がいいですよ、その会社。
思うに、「忙しすぎて有給が取れない」だけで、残る理由はないと思います。
「自分自身の限界は分かっている」
➔今のように心労をためながら、何歳まで働くつもりですか?
ちょっとこれをみてください。
出典:https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/dl/panf.pdf
「騎馬戦型」の今は、かろうじて現役世代がお年寄りを支えています。それが2050年には、「肩車型」になるわけです。
政府の推計では、今から30年後の2050年は、高齢化率40%になります。その後も人口はガンガン減少するとみられ、果たして「〇歳定年」なんて言ってられるでしょうか。
だから、発想を根本から変えないといけないわけです。まさしく、「1億総活躍社会」なんですよ。政府が言っているように。
1億って、当然のことながら、女性も、子どもも、お年寄りも、障害者も、みんな含まれますよね。みんな例外なく、活躍しなくちゃならないわけです。
定年(今は65歳)がさらに引き上げられるのも時間の問題かもしれませんね。
イケハヤさんは、当たり前のように、こう言ってます。
「好きなことを仕事にする、なんて考えは甘い」 なんて考えている人の方が、甘いんですよねぇ。 一生働く時代だからこそ、好きなことを仕事にすべきですよ。我慢ばかりする人生のままでいいんですか?まぁそんな意見には、振り回されないことです。ぼくならそういう石ころみたいな意見は無視ですねぇ。
— イケハヤ@YouTube登録11万人 (@IHayato) January 10, 2020
わたしたちは「一生働く時代」を生きていることを認識しておいた方がいいでしょう。
かといって、今の会社にずっと勤めていられるかも分かりません。
ICTは一段と発達して、仕事の在り方も変わっていきます。AIの進歩により、多くの職業が機械に取って代わられると言われています。
転職が当たり前となった今、終身雇用は事実上崩壊しています。定年がなくなるとしたら、雇用も一層不安定になっていくでしょう。
正直言って、会社に依存しすぎるのは、よろしくないです。無心で働きまくるのではなくて、自分自身のキャリアを真剣に考えておく必要があると思います。
「働き方改革に望みを託したい」
➔そもそも、それ本当に「改革」ですか?
わたしの前の職場でも、昨年あたりから、突如「働き方改革」が始まりました。
「〇時には必ず退社しなさい」「休日出勤するなら事前に届け出しなさい」というわりに、仕事の量は減らない。人員も増えない。
結局、仕事の密度が増してかえって負担感が増すという、なんとも本末転倒な「改革」でした。
そもそも、長時間労働や休日出勤が横行しているようなブラックな職場では、改革の対象が「働き方」というのはナンセンスな気がします。
必要な人員を確保することができないのなら、まずは優先順位を付けて、スクラップ&ビルドすることが不可欠です。
残念ながら、それは一従業員の力ではどうにもならない問題でしょう。
「すぐには辞められない」
➔残念ですが、あなたの代わりはいくらでもいます。
わたしも、前の職場では、一人で抱えきれないほどの仕事をこなしていました。食事の時間も、シャワーの時間も、四六時中仕事のことを考えていました。
いつだって繁忙期のようなものなので、自分のタイミングですぱっと辞めてしまいました。
「自分がいなくなったら、うちの部署は一体どうなるのか」。そんな負い目も感じていました…が、しかし!
なんだかんだで、自分がいなくても、どうにかなっちゃうもんです。(今でもたまに後任の人から電話がかかってきますが😅)
「あの日の自分」に言いたいこと
この記事は、「あの日の自分」に向けて書いています。
わたしも「仕事命」の人間でした。すっかり仕事に入れ込んで、まさに生きがいそのものでした。
使命感や責任感を持って仕事をすることは大切なことだと思います。
けれど、ほとんど勢いで会社をやめてしまった今。「なんであんなに仕事にこだわっていたんだろう」と、少し判然としない気持ちでいます。
「有給を取れない」、それはつまり、「自己決定権を会社に売り渡している」ということです。
自分の都合で自由に休めないとしたら、その対価は給料とボーナスになるわけですが、果たして見合っているでしょうか。
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